HDLコレステロールを増やすには食事内容の見直しを

善玉コレステロールと呼ばれているのが、HDLコレステロールです。これには、余分なコレステロールを血管中から取り除く働きがあります。血管の詰まりを起こす原因である、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を取り除きますから体に良い善玉コレステロールと呼ばれているのです。

 

一般的にはこのHDLコレステロールの数値が低いと、動脈硬化や高脂血症などを引き起こしやすいと言われています。それでは、HDLコレステロールを増やすためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

 

HDLコレステロールの値が低くなる原因について

主に、運動不足と喫煙によりHDLコレステロールの値は低くなるとされています。また、栄養バランスの崩れが原因で低くなる場合などもあるようです。運動不足は、HDLコレステロールの値を低くします。1日あたりの歩数が多い人ほどHDLコレステロールの値は高くなっているというデータもあります。普段から運動不足だと感じている人は散歩など軽い運動から始めてみるのが良いでしょう。

 

いきなり激しい運動を行うと心臓発作の心配などもありますから、無理のない程度から始めて自分のペースで運動を行うようにしてください。喫煙をしている人もHDLコレステロールの値は低くなります。HDLコレステロールは、喫煙が原因で減少してしまうのです。また高血圧や動脈硬化などの原因にもなりますので、喫煙をしている人には禁煙をおすすめします。

 

HDLコレステロールを食事で増やすためには

動脈硬化などの病気については、通常のコレステロール値が高い場合よりもHDLコレステロールの値が低い場合の方が発生しやすくなるようです。食事についても、HDLコレステロール値を増やすためには注意が必要になります。一般的には、食品に含まれるコレステロール値が気になるのですが、食べ方についても考えることが大切です。忙しいと何かしながら食べてしまったり、また急いで食べてしまったりしてしまいがちです。

 

しかしコレステロールを意識するためには、できるだけ食事のための時間を確保して食事の方法なども改善することが必要になります。食べすぎは良くありませんから腹八分目を心がけましょう。また、食事の時間を規則的にして1日3回しっかりととるようにしてください。このときには、ゆっくりと良く噛んで食べることが大切です。就寝前の2時間については、食べることは控えましょう。

 

LDLコレステロールとHDLコレステロールには関連性があります

LDLコレステロールには、HDLコレステロールを減少させる働きがあるのです。ですからLDLコレステロールを減らせば、その分HDLコレステロールは増えるということになります。コレステロールを下げる食品や、コレステロールを多く含む食品などを【コレステロール値を上げる食品と下げる食品を把握しよう】で紹介していますので、これらも参考にしてみてください。

 

HDLコレステロールの値が高すぎるのは良くないのでしょうか

HDLコレステロールには余分なコレステロールを取り除く働きがありますので、血管の詰まりの予防や動脈硬化、高脂血症の予防のために効果的です。しかし血液をサラサラにして体に良いからと言っても、HDLコレステロールの値が高すぎる場合にはどうなのでしょうか。

 

HDLコレステロールの値は高すぎても問題があります

これまでは、HDLコレステロールの値が高い人は長生きだと言われてきました。体に良い働きをするHDLコレステロールが多いのであれば、それだけ健康だと考えられていたのです。一般的に健康的な人のHDLコレステロールの値は40〜80mg/dl程度ですが、中には遺伝的に、HDLコレステロールの値が100mg/dl以上ある人などもいるのです。この人たちは「長寿症候群」などと呼ばれて、寿命が普通の人よりも長いとされてきたのです。

 

しかし最近の研究ではHDLコレステロール値が高い場合でも、必ずしも長寿ではないということが判明したのです。動脈硬化については、HDLコレステロール値が高くてもやはり発症します。またHDLコレステロール値が極端に高い人の場合には、心臓病のリスクも高いことがわかったのです。極端にHDLコレステロール値が高いという場合には、念のために検査を受けたほうが安心かもしれません。