善玉と悪玉コレステロールって聞くけどそもそもどんな物なの?

 

身体にはあまり良くない「悪玉」のイメージが、コレステロールにはあります。動脈硬化の原因となるのがコレステロールであり、心疾患である心筋梗塞や脳血管疾患である脳梗塞などを動脈硬化は引き起こすことになります。

 

心疾患や脳血管疾患は日本人の死因の30%以上を占めるものとなっていますから、つまりこれらの原因は動脈硬化であると考えることができるのです。コレステロールは動脈硬化を引き起こしますので、日本人である我々は特に気をつける必要があるのです。

 

コレステロール値が高い場合には

医師などから定期健診などでコレステロール値が高いと指摘された経験のある人も多いでしょう。しかし、コレステロール値が高いと言われても特に不具合は感じないという人が大半なのではないでしょうか。

 

実際にコレステロール値が高くても自覚症状などは現れません。しかし実際に症状が出るようになった頃には動脈硬化が進行していていることが多く、危険な状態となっている場合もあるのです。

 

治療は症状がなければ必要ないのでしょうか

コレステロール値が高いと血液がどろどろに

ある程度まではコレステロール値が高くても特別な症状などは現れません。だからといって放置していると、結果的に命にかかわる状態になってしまう場合もあるのです。動脈硬化がコレステロールが原因で知らないうちに進行してしまって、これによって突然に心筋梗塞や脳梗塞を発症してしまうこともあるのです。

 

一般的な病気の場合には症状が現れると治療のために通院をしたり薬を飲んだりするのですが、自覚症状がないことからコレステロール値が高くてもそのまま放置してしまうという人が多くなっています。

 

自分では特別な症状を感じていなくても、コレステロール値が高ければ血液が脂を含んでドロドロになってしまっていますし、コレステロール値を下げなければ最終的には血管の詰まりを起こして破裂してしまうのです。ですからコレステロール値が高い場合には、症状がなくても危機感を持つことが必要になります。

 

コレステロール摂取量は増加傾向にあります

最近ではコレステロール摂取量が増加傾向にあります。日本人の食生活の欧米化が進んでいますし、動物性食品である肉などの摂取が増加して過剰となっていることが原因なのです。近年ではコレステロールの摂取量については、日本人もアメリカ人もほとんど変らないというデータもあります。以前から高カロリーの食生活をしているというイメージがアメリカ人にはあったのですが、実はコレステロールの摂取量については日本人とさほどの違いはないのです。

 

従来からの伝統的な日本の食文化は健康に良いものが中心だったのですが、食の欧米化が進んだことによってこの50年ほどで脂肪の摂取量が3倍に増えているのです。これによってコレステロールの摂取量もまた増加しています。近年では、伝統的な日本食が健康に良いと特に海外で注目されているようです。我々日本人も食生活の見直しを行って、コレステロールの摂取量を減らしていく必要があるのではないでしょうか。

 

食生活については食べ方の改善を行いましょう

食べ方を工夫してコレステロールの摂取量を減らそう

それではコレステロール摂取量を下げるためには、どのように食生活を改善すれば良いのでしょうか。これについてはコレステロール値が高い食品を制限することが考えられますが、ガマンばかりをして好きなものが食べられないのではつまらないですよね。ですから制限すること以外に食べ方を改善することも考えてみましょう。

 

例えばですがコレステロール値が高いとされている食品に卵があげられます。しかし卵のコレステロール値は食べ方によって摂取量が変ってくるのです。

 

ですから食べ方について工夫をすることで、コレステロールの摂取量を抑えることも可能なのです。コレステロールの摂取量を下げることは大切ですが、だからといって我慢ばかりしてストレスを溜めてしまうのも良くありません。正しい知識を身につけることで、コレステロールと上手に付き合っていきましょう。

 

コレステロールはどんな働きをしているのですか?

コレステロールについては「身体に悪いもの」という印象を持っている人が多いのではないでしょうか。確かにコレステロールの過剰摂取は身体に悪影響を与えますし、また動脈硬化や高脂血症などの原因にもなります。

 

しかしコレステロールそのものは決して悪いものではなく、私たちの生命を維持するために体内で生成される成分のひとつなのです。

 

コレステロールには大切な働きがあります

体内に存在する脂肪の一種がコレステロールです。主に脳や筋肉や脊髄や血液などに含まれます。肝臓や小腸で身体が必要とするコレステロールのおよそ60%が生成されます。また残りの40%については食品から摂取することになります。

 

コレステロールは細胞膜を構成する成分です

細胞が集まって人間の身体はできていますが、この時には細胞膜の構成成分としてコレステロールが体内に存在することになります。ウィルスなどの有害物質の進入を防いだり、細胞外に細胞内の物質が出てしまうことを防いだりする働きが細胞膜にはあるのです。
強い細胞膜を作るためにはコレステロールは欠かせない必要な成分であり、コレステロールが不足してしまうと細胞膜が弱まることで免疫力の低下を招くことになります。

 

コレステロールはホルモンの原料です

性ホルモンや副腎皮質ホルモンはコレステロールが原料となっています。性機能に関与しているのが性ホルモンで、炎症の抑制やタンパク質の代謝や糖質の代謝などに関与しているのが副腎皮質ホルモンです。特に副腎皮質ホルモンは不足した場合に食欲の低下や疲れやすさの原因となります。

 

コレステロールは胆汁酸の原料です

脂肪の消化や吸収に関与しているのが胆汁酸です。胆汁酸は肝臓でコレステロールから合成され、脂肪の分解のために働いた後に肝臓で再び吸収されることになります。胆汁酸は一度働いた後で分解され再度生成されます。
従ってコレステロールについては多量に摂取しなくても一定量があれば繰り返し働くことができますし、必要以上に摂取した場合には使いきることができずに余剰となってしまうのです。

 

コレステロールはなぜ身体に悪いとされるのでしょうか

我々の生命維持のために欠かせない成分なのがコレステロールなのですが、一般には身体に悪いとされています。これはコレステロールを過剰に摂取した場合には血管や血流などに悪影響を及ぼすためなのです。

 

コレステロールはドロドロ血液の原因となります

コレステロール値が高いと血液がどろどろに

中性脂肪と同じく脂質なのがコレステロールですから、水に溶けないということになります。しかし、血液中には水には溶けないはずのコレステロールが存在しています。これは何が原因なのでしょうか。

 

実は、リボタンパクという水に溶けやすい物質にコレステロールは変化しているのです。これによって水溶性となったコレステロールが、血液に溶け込むことで身体の隅々まで運ばれます。

 

しかし、この時に量が多すぎると血液をドロドロの状態にしてしまうのがこのコレステロールなのです。最近では血液サラサラという言葉が良く使われていますが、余分なコレステロールが大量に溶け込んだ血液の場合には、この血液サラサラとは反対に血液ドロドロの状態となります。

 

血管をコレステロールが狭めてしまいますから、結果的に血管の詰まりを起こしてしまうのです。コレステロールが身体に悪いとされる理由は、過剰に摂取した場合に血液をドロドロにしてしまい血管の詰まりを発生させてしまうことが原因なのです。